ラノベ

キーリを読み直し始めた。ラノベの最高傑作だと思ってる。懐かしい。無駄にマンガ化とかしなかったのがもう最高。褒めるところしかない。


と思って調べてみたらマンガがあって驚いた。なかったことにしよう。


読んでると、本のページがちょっと折れてたりするのに感動する。いわゆる、自分が読んできた「軌跡」ってやつだと思う。陳腐だけど、電子書籍にはあり得ない良さだと思う。


もっと言うと、ラブひななんて、読もうと思っただけで涙が出てきそうになるくらいに思い出深い。背表紙眺めてるだけで胸がいっぱいになる。読めない。比喩じゃなくて、涙で何も見えなくなる。なんでだろうね。あれほど何回も何回も、繰り返し繰り返し、繰り返し読んだマンガはないものねえ。本当に…


最近ラノベを読もうと思って本棚を漁ってた。ラノベダンボールから出してないから。そしたら、生徒会が6巻まであって、えむえむっ!なんて7巻まで持ってて驚いた。1巻くらいしか読んでないはずなのに。コンプリート魂がまだ燃えてたらしい。すごいなあ、読まないラノベを買うとか、根性ありすぎだろ。おかげで今から読めるわけなんですがね。そういう先行投資もいいかもしれないね。積み本とはちょっとニュアンス違うけど。


最近読んだ新しいラノベでは、緋弾のアリアが気に入った。ほどよく厨二だし、可愛いし、ほぼ完璧に先が予想できる。らくちんだ。


よくわからんけど、最近のラノベは期待を裏切らないことが大事なのか?伏線(といえるのか?)がバレバレだし、どういう使われ方するのかも一目瞭然だし。これで感嘆させられるなら、責任は読者の質の低下だろうけど。一緒に読んでたヘヴィーオブジェクトの伏線も分かりやすいね。どういう解決法に持っていくのかは材料が足りないから分からないんだけども。まあ分かりやすいということも一種のステータスではあるんだけどもね。だけどそれは「貧乳はステータスだ!」って言い張るくらい悲しいことなんだよ。自分で言っちゃあお終いなのさ。


キーリで驚いたのが、1巻の発行と同時期にバッカーノの1巻が発行されてたことなの。この時代のラノベなのか、分からないものだなあ、と思った。長く続いてるんだなあ、とも思った。なんで今(と言ってもだいぶ前だけど)アニメ化されて人気になったんだろうかと悩める。


ただ、今キーリがアニメ化されるとか話を聞いたら猛反対すると思うなあ。新エピソード描きおろし脚本で2時間映画化とかなら少しは期待持てるけど。