あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない


とりあえず感想に入る前に一言。放映中のアニメを最終回まで見たのは本当に久しぶりです。とても喜ばしいです。


では感想を。


とってもよかった。とってもよかった。不覚にもうるっとしそうになった。とってもよかった。聞いたところでは、最終回の好き嫌いが別れるそうだが、あれのどこに文句をつけるところがあったのか。なんかもうすごかったです。こういうのがあるからアニメって素晴らしいと思いますね。「いい歳してアニメ」と言われても、むしろあの花はいい歳した大人向けアニメだろうに。ふざけたアニメが多い中、しっかりとしたアニメが見られて良かったです。




感想でないことを言うなら、

・キャラがキャラ固定化していない
・時間の流れがリアル
・それぞれ別個の話として動かさない、連動している
・なんだかんだ奇跡をそれっぽく出せば人は感動する


このへんですかね。個人的には非常に京アニ版のKanonと似たものを感じます。京アニ版じゃないほうのKanonやゲームのKanonは知らないので言及を避けます。あれも大好きですがね。ってかこういう言い方したら感動してる人に悪いんですが、まるっきりKanonのパクリ感はあります。ヒロインが死んでた(Kanonでは最後まで知らされないが)、何気なく振舞う登場人物たちもが過去の記憶を現在まで引きずっている、それをどうにかしたい、そして奇跡は起こるんだ。


別に悪いとは言いませんけどね。感動しますから。でも、後世には確実に「人を殺せば感動を作れる」と言われてしまう形の作品にはなってしまっているでしょうね。ある程度仕方ないとは思いますが。むしろそんな非難は全くの的外れな非難だと思っているのですが。奇跡の安売り?奇跡上等でしょう、それがアニメです。


批判しているように聞こえるかも知れませんが、オレはあの花が大好きです。思わずBlue Ray全巻全額前金で予約に行こうかと思ってしまったほどです。さすがにそこまでの財力はありませんけれど…