アニメ

秒速5センチメートル

なんとなく目についたので見てみた。評判だったのに見たことなかったからさ。鬱アニメとして評判だったじゃない。だからってわけじゃないけど、見たことなかったの。


確かに鬱だったなあ。なんというか…男っていつまでも昔の女が好きなもんで。どんな女と一緒になっても一番最初に好きになった女と比較してしまう生き物だって思うわ。女はサバサバしてるよね。このへんなんとなく男が作ったって感じがする性差イメージだと思うけれど。しし、よく言われているように貴樹は明理のことが忘れられなくて闇雲だったのだろうか?自分としてはそこが非常に疑問として残ったんだが。コスモナウトの時点では明らかに明理のために頑張っていたようだが、秒速5センチメートルのときにはすでに明理のことはあまり考えていないんじゃないかと思う。踏切の描写が、貴樹は明理のことを振り切れたのかどうかを表しているのかは知らないが。なんでそう思うかってーと、自分がそうだったからなんだよなぁ。なんとなく貴樹の顔が、「女のために頑張る」じゃなくて「分からないもののために闇雲に頑張る」に替わってたんだよ。たぶん。そしたらもうきっと精神は病むしかないよ。大変ね。


あと、もう一つ鬱になる要因としては、これが特別な話ではないってところでしょう。小学生のときの淡い恋心がそのまま大人になってその相手と結婚できたなんて話はほぼありえない。もっというなら、引っ越した後に手紙のやり取りをすることすらほとんどありえない事態だよ。ただ、恋に限らず人生のあらゆる出来事は一瞬で、終わったあともお互いの人生は過ぎていくっていう真実が鬱になるんじゃないかとね。思うわけですよ。というか自分はそれで鬱になったから。あああああああああああ思い出すと鬱になるううううううううううううう